こんにちは @ako です。
4月23日土曜日札幌、東京に引き続き、Remotework journey @福岡のイベントを開催しました。

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東京の開催に関するエントリーはこちら

3つ目の旅の始まり

リモートワークという働き方を通じて、私個人で始めた取組ですが、多くの人に支えられ、3つ目の開催地福岡を終えることができました。
札幌から福岡は、移動だけで半日かかるぐらいの距離で、移動だけで結構疲れてしまいました…。
ですが、福岡は空港からのアクセスが非常に良くて、コンパクトにまとまっている素敵な土地でした。


最終開催地福岡

札幌、東京と地域によっても個性がでる、このフューチャーセッションというワークショップイベント。
働き方を話し合うことができる、自分の働き方をあらためて「どうしていきたい」という事を自分事として考える事ができます。
開催者、ゲストである私も毎回、パネルディスカッションで質問されると、現在自分が抱えている課題や、今後の方向性などもあらためて考えることができます。

札幌、東京は企画者である私や倉貫さんがいるので、それぞれ現地で動ける分大きな心配もなかったのですが、福岡は企画者が誰も居ないので、現地のことをよく知らない分、運営の私はとても心配していました。
しかし、会場の提供をしてくださったフロイデさんのメンバーがとても精力的に動いてくれ、東京同様に下準備を頑張ってくれたので、私の方で当日大きく動くことも、トラブルもなくスムーズに進められました。
フロイデさんは前日に事務所の移転パーティーを開催して、非常に忙しい中、会場を提供してくださいました。

私は、2日前から福岡入りをし、福岡の運営メンバーと当日の流れとセッティングなどを決めました。
はやり現場をみての事前打ち合わせは必ず必要ですね。


開催当日

熊本の地震が続き、まだ心配な日々が続く九州地方ではありますが、参加申し込みをしていただいた皆さん、キャンセルはほとんどなく、多くの方に集まっていただきました。





イベントの流れは札幌、東京と大きく変わらず、
  1. イベント立ち上げに至る経緯の紹介
  2. 隣の人と現状の働き方を話すアイスブレイク
  3. ゲストとのパネルディスカッション
  4. どのような働き方をしたいのかを話し合う
  5. 自分と似た考えの人達とチームを組んで、2020年、近い未来はこんなふうに変わっていると想像した事を模造紙に書く
  6. クロージング
となっています。




このリモートワークジャーニーでは必ず地元で働くリモートワーカーの人をゲストとしてお呼びしてお話をうかがっています。
福岡でのゲストはBacklogなどで有名なヌーラボの林さん。
林さんは結婚を機に離島に移り住み、リモートワークをしています。島での生活の様々な様子を伺うことができました。
インフラ設備さえあれば、リモートワークは住むところを選びません。IT企業を中心に、徐々に増えていることをうかがい知ることができます。




札幌、東京、福岡と一緒に旅を続けてくださったサイボウズの佐藤さん。
サイボウズで働く中、海外を飛び回り多忙を極め、家族と向き合う時間が少なく、働き方を考え直したそうです。今ではリモートワークを通じてお子さんの小学校でおやじの会を立ち上げ、子供を通して父親同士の付き合いを深めていく取り組みをしているそうです。
昔は、父親同士でつながって地域に貢献するということはあまり多くなかったと思います。働いていたらなおさら時間を取ることが難しいですが、リモートワークであれば、自由な時間の中、家庭のこともフレキシブルに取り入れることができます。




そして、今回はゲストへの質問の時間を設けました。
これからリモートワークを広めたいけれど、どんなことが必要なのか、どんな職種がむいているのか、リモートワークに向いている人はどんな人か。など。
実践している会社や人からすると、毎日の仕事の中の一部なのでそう難しいことではないのかもしれませんが、体験していない人からすると、とても苦労の先にあるのではないかという気持ちが伝わってきます。
「セルフマネジメント力がないとそもそも難しい」というゲストの声が多い中、ラフノートではクラウドワーカーさんと一緒に仕事をしたりしている内容をお話させていただきました。
現在私が担当しているプロジェクトでも、リモートワークを経験したことのない女性の方5名と一緒に仕事をさせていただいています。
彼女たちはとても勤勉で、そして楽しんで仕事をしてくれています。そして各メンバーが自発的にコミュニケーションを取り、よりよい成果をあげるために自ら工夫をしてくれています。
私が思うには、できる環境とサポートする体制があれば、リモートワークは特別な人じゃなくても行うことができるという見解です。




未来レポートの作成を行うためのチーム作りは、こんな風に自分が思う働き方を紙に書いて、同じ思いの人や共感する思いの人たちでグループを作ります。
そして、互いの思いを一つのレポートにまとめていくということをします。








年齢も性別も会社も違う人たちが働き方について話し合い、共感しあったメンバーで一つの答えをだしていくという取り組み、とても面白いですよね。
そして、なにより生活の多くを占める「働く」ということに皆さん関心があるので、よりよい未来を語り、形にしてくこと、課題を見つけていくことはとても真剣に、でも楽しそうに話し合っているのが、札幌、東京、福岡通して言えることです。




そして出来上がったチームから、壁にはりだしそろった所で内容の発表をしてもらいました。
実現する未来に向けての一人一人のアクションも入れるので、具体的に明日から実践するような内容から、もう少し未来に向けての発表まで様々です。




クロージングでは、スポンサーセッションを行います。福岡開催もリモートですが、ずっとサポートしてくださってジョイゾーさん。
当日都合がつかず参加できませんでしたが、リモートで自社のリモートワークについてのセッションを行いました。




会場を提供してくださったフロイデの吉谷さんもセッションを行いました。




ラフノートもスポンサーとして私がTimeCrowdのLTを行いました。
リモートワークのような互いに顔が見えない中でどのように、相手の進捗や行っているタスクを知るの?というチームとしての生産性を求めて、自分たちが必要だから作ったプロダクトがTimeCrowdです。
「時間を記録していく」ということを話すと、どうしても管理している、管理されているという印象を持たれてしまうのですが、助け合うために生まれたツールなのです。
リモートワークは、チームとしての生産性を上げていくことが本来の姿なので、一人一人の働いている時間を監視していては、成り立ちません。
チームの生産性をあげていくツールなので、ぜひ気になった方は使ってみてください。さらに、使いやすい使い方も伝授しますので、気軽に問い合わせください。




恒例のソニックガーデン倉貫さんの著書「リモートチームでうまくいく」の本をかけたジャンケン大会もあり、福岡での開催の盛り上がりは熱気に包まれて終了しました。


3回の旅を終えて

目標としていた3ヶ所が無事終了しました。
リモートワークという働き方を始めたことがきっかけで、倉貫さんと一緒にこんな良いコミュニティを立ち上げ、イベントを走り切ることが出来ました。
倉貫さんは、私にリモートワークという働き方のきっかけを与えてくれた人でもあります。私の人生を変えた一人です。
そして、今働いているこのラフノートという会社でも、私のこのやりたいという気持ちをサポートしてくれ、応援してくれた事でこのイベントを終えることが出来ました。
何よりもリモートワークという時間と場所にとらわれない働き方ができなければ、そもそも成り立ちませんでした。
ありがとうございました。

一人でも多くの人にリモートワークという働き方の選択肢を、一つでも多くの会社にリモートワークという選択肢が増えることを目標にまだ旅を続けます。
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